末広町の焼肉店二毛作は本格背脂煮干しそば
東京メトロ銀座線・末広町駅の2番出口から歩いて1分ほど。錬成通りの一本南の道沿いで2024年12月2日から営業する「ミスターラーメン」へ。コチラは炭火焼肉店「ミスター焼肉」がランチタイムのみ二毛作で営業するラーメン店だ。営業は平日・土日祝とも午前11時半から午後2時まで。土日祝はランチに焼肉も提供しているので、入店時にラーメンか焼肉をスタッフに告げてから入店することに。


店内はカウンター4席とテーブル26席。二毛作ということもあり、券売機はなく口頭で注文し現金で前払いするルールだ。麺メニューは「背脂煮干しそば」一本で、麺大盛、味玉乗せ、特製にグレードアップ可能だ。またライスや数量限定で「牛タンめし」といった飯モノもあり、昼から一杯飲ることも出来る。今回は、少し値は張るが「特製背脂煮干しそば(1400円)」を注文した。
着丼までは8分ほど。灰色のスープはサラリとしており、煮干しの苦みやエグみ、それに塩味も控えめ。一方で煮干しの香りや旨味はしっかりと感じる飲み口だ。表面に浮かぶ背脂も大粒で、舌の上でスッと溶けていく。上質なものを使っているようで、煮干しスープにコクと僅かな甘味を加えている。合わせるのは加水率低めで少しゴワっとした感じの残る手揉み風平打ち中太麺。煮干しスープとの相性は抜群だ。


チャーシューは厚みあるバラ肉が6枚。脂身と赤身のバランスが良く、肉の旨味を存分に楽しめる。さすがは焼肉店。ほか黄身ホックリの味玉、太メンマ、紫玉ネギ、磯の香が強い岩海苔、細ネギがトッピングされる。卓上には黒胡椒と一味があるのでお好みで。スープを飲み干すと丼底には大量の煮干し粉が。本場・燕市を思わせる本格的な背脂煮干しそば、あっという間に完食した。お好きな方はぜひ一度。
<店舗データ>
【店名】 ミスターラーメン
【住所】 東京都千代田区外神田5-2-13
【最寄】 東京メトロ銀座線「末広町駅」2番出口徒歩1分